シャンプー選びに正しい知識を。
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シャンプー選びに正しい知識を。「シリコーン編」

シリコンとは。

最近よく耳にするこの「シリコン」この「シリコン」についてかなりの誤解や間違った情報によってきっと混乱をされている方も少なくないはずだと思います。そもそもシリコンとは日本語にすると「ケイ素」元素記号にすると「Si」となって、地球上で酸素に次いで2番目に多く存在する元素なのです。そこらに転がっている石ころや砂や土の原材料がこの「ケイ素」でミネラルの一種でもあるのです。こう考えるととても天然素材ですね。このケイ素に天然ガスと水を反応させるとシリコンが誕生します。シリコンとは、「ケイ素+天然ガス+水」から出来ている化合物のことです。シリコンの得意的性質は耐熱性、耐寒性、電気絶縁性、離型性、耐候性、耐溶剤性、耐水性、撥水性、潤滑性、生理的不活性と数々あります。この中で「生理的不活性」というのは、「生物に対して影響を与えない」という意味です。以上の特性を活かして、シリコンは私たちの身の回りの様々なところで利用されています。医療現場で使われるシリコンチューブや人工血管、胃腸薬の中にまで入っていてお腹のハリや調子を整えてもくれますし、軟膏にクリーム、化粧品だと化粧水に美容液、乳液にファンデーション、口紅、シャンプーはもとより、トリートメント、コンディショナー、ボディーソープにボディークリーム。最近では、シリコンスチーマーと言って調理器具としても使われていますね。シリコンと一言で言ってもその種類は1万種類にもなると言われています。工業製品を作るためであったり、医療現場であったり、化粧品であったりシリコンの持つ特性をそれぞれの用途・目的に合わせて加工されています。直接体の中に取り込む医療現場や医薬品、化粧品で使用されるシリコンは特に安全性を確認して認可を受けているものが使われています。シリコンに全く触れずに生活するというのは非現実的なのかも知れませんね。

髪とシリコン

この「シリコン」シャンプーにはどういった目的で使われているのでしょうか?髪の表面は根元から毛先に向かってキューティクル(毛小皮)といった魚のウロコに似たものでびっしりと覆われています。このキューティクルは摩擦や熱や乾燥から髪内部を保護する目的を持っています。ダメージを受けるとこのキューティクルがめくれ上がり、しまいに剥がれ手触りにざらつきを感じはじめます。また、光の反射が綺麗でなくなるため、ツヤも失われて見えます。「シリコン」の目的とはこのめくれあがりはじめたキューティクルを剥がれ落ちないように補強したり、静電気の発生を防いだり、髪の質感を整えたり、洗い上がり指通りを滑らかにするただったり、いわいる「綺麗な髪・サラサラな手触り・ツヤ髪」のために使われています。これは、シャンプー剤だけでなく、トリートメント剤や、カラー剤、パーマ液、洗い流さないトリートメント、スタイリング剤などにも積極的に使われています。(中にはノンシリコンのものもある)綺麗なヘアデザインを作る為にも不可欠な存在なのです。

なぜいまノンシリコンなのか?

ここまでのお話で、シリコンは体には無害、生活の様々な場面で触れている、シリコンに触れずに生活するのは非現実的。というのが分かったかと思います。では、なぜいまこれほどまでに「ノンシリコン」という ワードをよく目にしたり耳にしたりするのでしょうか?

①「ノンシリコン」という新しい価値観が作られたということ。

これは、ロハスやオーガニックと言ったように有機栽培でのみ栽培された無農薬の野菜やそれを食べて育った家畜のみを口にして体に毒となるような成分を取り入れないようこだわり、食の安心と満足を高めるという価値観。こういった考え方の一種類として「シリコン」という化合物を(毒)と位置づけ(先に説明したように毒性はありません)それを取り入れないことで、「髪が本来もつ美しさ」や「健康な髪・素髪」といったところに価値を見いだす。「ノンシリコン」という考え方がでてきたのだと思います。もし本当に「ノンシリコン」にこだわるならば、シャンプーだけでなく、トリートメント剤や、スタイリング剤、ヘアオイル、洗い流さないトリートメント、すべてにシリコンの入っていないものを選ばないと、全く意味をなしません。また、シリコンを(毒)と考えるのであれば、化粧水、乳液、ファンデーション、ボディークリームに至まで肌に触れるものすべてにノンシリコンを選ばないとこれも意味が有りません。

②シリコンはこうして悪者にされた。
ノンシリコンという言葉がまだ世に産まれていない頃に、市販のシャンプー剤の一部には洗浄力・脱脂力の強い安価な界面活性剤の副作用(手触りの悪化、洗い上がりの悪さ)を隠すために皮膜形成力の強いシリコンと皮膜形成力の強い油性成分(オイル)を多く配合した製品が多く出回り、それを使い続けた結果としてカラー剤がうまく反応しない、パーマが掛からない、ベタつきや地肌のニオイが気になる。などが問題になったときに、美容師の中でも「シリコンが悪いという」考えがふつうとなった時期がありました。このころからシリコンは悪いものという認識がひろがりはじめたように思います、今ではシリコンのことはだいぶ見直され本当は良いやつなんだと考え直されています。

ここまでシャンプー剤のことについて、界面活性剤のことからシリコンのことをざっくりお話しさせていただきました。シャンプーとはたかが生活消耗品のひとつにしか過ぎないのですが、とても奥深くなかなか答えの見つからないことでも有ると思います。昨今やみくもに「ノンシリコン」というワードだけが一人歩きして訳もわからずノンシリコンという方も少なからずいらっしゃったはず。少しでも皆さんの髪と価値観にあったシャンプー選びにお役に立てればと思います。

September.16.2015
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